こんにちは,M2の龍野です.
台風が過ぎ去って一転秋の雰囲気ですね.
先週から金木犀の香りも急に強くなったような気がします.
さて突然ですが,皆さんは最近運命を感じたことはありますか?
僕はあります.それはおとといのことでした.
突然訪れた運命に惑わされながら,それに必死に抵抗し,失った仲間を弔い,決意を胸に,自由に向けて戦う!
そう,かの有名な交響曲,ベートーヴェン交響曲5番「運命」を演奏してきたのです.
1楽章の有名なダダダダーンを知らない人はいないでしょう.ですが,2楽章以降をちゃんと聞いたことがある人はあまりいないのではないでしょうか.
後世に多大な影響を残したといわれるだけあって,「運命」は全楽章を通してとても美しく,かつとても勇気づけられる曲です.特に4楽章のカッコよさといったら!
そんな素晴らしい曲に,僕はコントラファゴットで参加してきました.
コントラファゴットは皆さんご存知ファゴットのもう一段階大きな楽器です.最低音は基準のAの音(442 Hz)の4オクターブ下なので,なんと28 Hzしかありません!
人間の可聴域が20 - 20,000 Hzであることを考えると,人間が音として認識できる最低レベルの音だということがわかります.
実際この最低音を吹いてももはや工事現場の音にしか聞こえません笑
コントラファゴットは運命の4楽章しか担当するパートがないので,演奏会では自分の番が来るまでひたすら待ち続けました.
ちょっと吹き足りない気もしましたが,なかなかこういう経験もないので,面白かったです.
次回は1月にプッチーニの有名なオペラ「ジャンニ・スキッキ」を演奏しますので,皆さんぜひお越しください~
