初めての投稿です。特任講師の鶴田佳宏(つるだ よしひろ)と申します。
1983年生まれの36歳です。現在3歳になる一人娘と妻と暮らしています。
今日帰宅したら、この4月から幼稚園に通いだしたばかりの娘が
「あした、 ママと、 けっこんする」
というフレーズを突然発して、驚かされました。
子育てあるあるかもしれませんが、
「どこで覚えてきたんだろう?」という感想と同時に、
「なんでそこは、パパじゃないのか??」と少々複雑な想いでした。
ちょっとだけ自己紹介的な話題に触れると、
学生時代を含めて、これまで、
いくつかの大学の研究室所属や、小規模なチーム・民間企業での
超小型衛星開発に参加させていただき、
手がけたいくつかの衛星たちが、今も地球低軌道を周回していることが、
自分のここまでの「やってきたこと」の一番明確なマイルストーンだと思います。
経験してきた専門分野で言うと、
超小型衛星のシステム設計手法論、電源系(太陽電池/バッテリ)&電気回路、
インテグレーション&検証手法や、プロジェクトマネジメントなどですが、
最近は、
「人工衛星を生み出そうとする人の欲求、そのきっかけは何か?
という根源的な起点から、人工衛星を打上げ・運用して使って、
廃棄する終点まで、のライフサイクルを構成する全ての活動」
に興味があるのかもなあ、と感じてます。
昨年4月より小泉研究室に所属させていただき、衛星の機能の中でも、推進系という技術分野に触れ、刺激の多い日々を送っています。
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少しだけ研究開発哲学小話のような話題ですが、
この世の中に存在している人工物は、全て
『誰かの欲求・Wantに基づいて生み出されている』
と仮定して考えた場合に、
「人工衛星、宇宙機、宇宙システム」
を存在たらしめる根源的な人の欲求・Wantはなんだろう?
と日々、頭のメモリの空いているタイミングで妄想しています。
学術的見地、インフラ構築、人類の活動圏・経済圏拡大、etc.
教科書的な答えはたくさんあるのですが、
それらって全部、後から付いてきたものなんじゃないかなあ、って思うときがあります。
未だ、自分の中での答えにはたどり着けていませんし、
生涯かけて理解に到達できるかどうかわかりませんが、
この答えを主観的な実体験として経験したいから、
『衛星作りたいなあー、打上げたいなあー』
って思うのかもしれないなあ、と考えてます。
2019年5月